ねどこ

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非常階段で寝る。あくびの涙。
 

眠くても職場で寝る場所はないので、少し席を外してコンビニへ行こう、と思ったのだけれど陳列棚にずらっと並んだ商品を想像するだけで喉が詰まってしまって玄関まで行ったのに敷地の外には出ずに非常階段を上る。息切れするところまで登ったら段差に腰を下ろす。あくびをすると目尻が風で冷たくなる。